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まずは、『宇宙戦争』、『バグダット・カフェ』、『ラスト・ワルツ』、『ポーラX』、『チェチェンへ アレクサンドラの旅』の5本。おれの大好きな映画が3本も入っています。今一瞬だけ頭の中でシュミレーション上映してみましたが、やっぱりすごいや!今から大興奮です。
中でも『チェチェンへ アレクサンドラの旅』は、おばあちゃんロードムービーと呼ぶべき怪作にして、傑作。リンチ『ストレイト・ストーリー』と双璧をなす、野に放たれた徘徊老人独り旅!このように果敢な実験を衆目の元にさらすこと、これこそ映画と呼ぶに相応しいのではないでしょうか?おれはそう思います。 人生という名の旅も終盤に差し掛かりつつあろうかという老婆が孫の顔見たさに世界中で最も危険な場所の一つに自ら赴き、荒野に立つ、ちょっと考えただけでも、「それは止めておいた方が・・・。」と、血のつながりなど一切なくても、こちらの老婆心とやらが、強烈に揺さぶられますが、この人は本気。 本気の老人と子供は、狂人の一種とおれは考えているので、もうこれは老人の恰好をした狂人が最前線へ向かう、というネタとしては最上級のごちそうとして映ります。そして、実際やらかす! よくこんなこと考え付いたなー、と思います。 またこのおばあさんのヨチヨチ歩きがカワイイ。駐屯地の渡し廊下を歩いているだけで、断崖絶壁を片足の人が歩いているくらいのスリルが生まれますし。ハラハラドキドキ、しかも腹抱えて笑える、主演女優はカワイイと、なんか往年のミュージカルコメディーを戦場で観ている兵士のような気分になれる映画です。 まあ、そんな気分になりたいかどうか・・・という問題はありますが。おれとしてはむしろ「なりたくないの!?」と聞き返しいたいくらい、せっかく人として生を受け産まれてきたのならば、一度は体験として持っていてほしい、そんな映画です。 観たのが半年ほど前で、記憶がおぼろげな部分もあるので、細かい所はいずれ爆音調整の時にでも。 そういえば、先週上映予定のいくつかの作品のチェックに立ち会ったのですが、そちらも「歴史ってクール」みたいな謎の認識が爆発するとてつもない映画群でした。なぜこの人たちはこのような感覚へとたどり着いたのか、そこへと思いを馳せるだけでも、頭がクラクラするようなその時代、その場所でしかありえないサイケデリアを予感させるここ数日の動きでした。楽しみだなー。 s
by bakuon-bb
| 2010-03-09 05:31
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